2023年03月16日CSRリリース

CDPが実施する「サプライヤー・エンゲージメント評価」で最高評価の「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」企業に選定

AGC(AGC株式会社、本社:東京、社長:平井良典)は、環境分野の情報開示システムを運用する国際的な非営利団体CDPから、2022年の「サプライヤー・エンゲージメント評価」において最高評価である「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」企業に選出され、3月15日に公表されました。AGCにとって、「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」への選定は初となります。なお、AGCは2022年12月に、CDPによる2022年の気候変動に関する調査において、最高評価の「Aリスト企業」にも選定されています。

サプライヤー・エンゲージメント評価とは、企業が気候変動課題に対してどのように効果的にサプライヤーと協働して取り組んでいるかを評価するものであり、最高評価を獲得した企業がサプライヤー・エンゲージメント・リーダーとして表彰されます。2022年度は気候変動に関するサプライヤーへの働きかけについて評価された企業の上位8%がサプライヤー・エンゲージメント・リーダーに選定されました。

AGC グループは、「サステナビリティ経営の推進」を主要戦略の1つに定め、2050年カーボン・ネットゼロを目指しています。そのマイルストーンとして、2030年までにScope1およびScope2のGHG排出量を30%削減という中間目標(2019年比)を2021年に宣言しました。また、2022年にScope3においてもバリューチェーンにおけるGHG排出量30%削減*1(2019年比)を宣言し、併せて国際的な気候変動イニシアティブであるSBTiによるSBT認定を取得しました。今回の選定は、素材メーカーとして幅広い分野で事業活動を行う中、Scope3削減目標達成に向け2027年までに主要サプライヤーの30%にGHG排出量削減目標の設定*2を促す働きかけなどが評価された結果であると考えています。

AGCグループは、ポートフォリオ変革とサステナビリティ経営の追求により長期経営戦略「2030年のありたい姿」を実現し、社会的価値・経済的価値の創出を通じて、持続可能な地球環境の実現に貢献していきます。

<注釈>
*1  Scope3のGHG排出量のうち、製品やサービスの購入、および販売した製品の加工、使用、廃棄に関わる排出量を30%削減
*2  Scope3のカテゴリ1と3にあたる、購入した製品・サービス、Scope1,2に含まれない燃料及びエネルギー活動から排出されるGHGが対象

<ご参考>
サプライヤーエンゲージメント・リーダーに選定された企業のリスト

CDP2022 サプライヤー・エンゲージメント評価基準

■CDPについて
CDPは、英国の慈善団体が管理する非政府組織(NGO)であり、投資家、企業、国家、地域、都市が自らの環境影響を管理するためのグローバルな情報開示システムを運営。世界の主要企業の環境に対する取り組みや情報開示を「気候変動」「水セキュリティ」「森林」の3分野で分析・評価している。
◎本件に関するお問い合わせ先:
AGC株式会社 広報・IR部 小川 知香子
担当:中尾
TEL: 03-3218-5603