2017年05月12日経営リリース
インドネシアで建築⽤ガラスの⽣産体制を強化
AGC旭硝⼦(旭硝⼦株式会社、本社:東京、社⻑:島村琢哉)は、インドネシアの当社連結⼦会社アサヒマス板硝⼦社(以下、AMG)ジャカルタ⼯場の建築⽤ガラスフロート窯及びミラー製造設備を同社チカンペック⼯場に移設することを決定しました。投資額は約190億円で、2019年第1四半期に量産を開始する予定です。従来よりもフロート窯は40%、ミラー製造設備は30%⽣産能⼒を増強することで、同社の建築⽤ガラス⽣産体制を強化します。
1973年より板ガラスを⽣産しているジャカルタ⼯場は、ジャカルタ市都市開発計画にて⽤地指定が商業⽤地に変更されることとなり、同計画への対応を求められています。既にジャカルタ⼯場に設置していたフロート窯2基のうち、チカンペック⼯場に移設された1基が2016年12⽉に⽣産を開始しています。
今般、インドネシア及び東南アジア地域の成⻑を⾒据えてさらにもう1基を移設するとともに⽣産能⼒を増強し、合わせて⾼品質ガラスの⽣産性にも優れた設備にします。同様に、ミラーを中⼼とした内装⽤ガラス製造設備の⽣産能⼒を増強することで、多様化する⾼機能ガラスのニーズに応えていきます。なおこの移設完了後、ジャカルタ⼯場での⽣産活動は全て終了し、同⼯場の⼟地は売却する予定です。
移設後のフロート窯の概要は以下の通りです。
- 所在地 インドネシア、⻄ジャワ州チカンペック
- ⽣産能⼒ フロートガラス・約21万トン/年
- 特⻑
- 旧窯よりも40%⽣産能⼒を向上
- ⾼い燃費効率を持つ環境配慮型
- 建築⽤の多品種、多サイズの⾼品質ガラス⽣産が可能
- 隣接するミラー設備、オフラインコーティング設備との効率的な⼀貫⽣産が可能
AGCグループは経営方針AGC plusの下、今回決定した生産体制増強により、インドネシアはもとより東南アジアで拡大する需要を着実に取り込みます。併せて、2018年第2四半期よりチカンペック工場で稼働を開始する、遮熱性能を高めるスパッタリング法によるオフラインコーティング設備を活用し、この地域で高まる省エネニーズにも応えることで、成長基盤の強化・定着を図ります。
<ご参考>
アサヒマス板硝⼦社
- 社名:アサヒマス板硝⼦株式会社
- 代表者:武井 健夫
- 本社所在地:インドネシア、ジャカルタ
- 資本⾦:2,170億ルピア
- 出資⽐率:AGC 43.86%(当社連結⼦会社)、Rodamas※ 40.96%、 その他 15.18% ※現地パートナー
- 設⽴:1971年
- ⽣産品⽬:建築⽤ガラス、⾃動⾞⽤素板ガラス、⾃動⾞⽤加⼯ガラス、産業⽤ガラス、ミラー
- ⽣産能⼒:フロートガラス ・72万トン/年 (2019年第1Q⾒込み)
ミラーコーティング設備 ・680万㎡/年(2019年第1Q⾒込み)
オフラインコーティング設備 ・600万㎡/年(2018年第3Q⾒込み) - ⽣産拠点:
- 本件に関するお問い合わせ先
- AGC 旭硝⼦ 経営企画部広報・IR 室⻑ ⽟城 和美
- 担当:宮川
- TEL: 03-3218-5603
- E-mail: info-pr@agc.com