ニュースリリース

2004.8.5
外壁並みの断熱性能を持つガラス壁「ビューウォール」を販売開始
旭硝子株式会社

  旭硝子(株)(本社:東京、社長:門松 正宏)は、木質ラーメン構造「SE構法」を製造・販売している(株)エヌ・シー・エヌ(本社:東京、社長:杉山恒夫)と共同で、住宅用ガラスカーテンウォール(ガラス壁)「ビューウォール(R)」を8月20日より発売開始することとしました。「ビューウォール(R)」は3層ガラスが採用されており、ワイドビューな視界と高い断熱・遮熱・遮音、気密、紫外線遮蔽、防犯性等を実現するとともに、追加断熱性能においては次世代省エネ基準の外壁にほぼ匹敵する性能を有しています。

 近年、戸建住宅においては建築士に設計を依頼し、ガラスを多用した透明感溢れる住宅を志向される施主の方が増えています。一方、快適性向上のニーズから、複層ガラスや防犯ガラスに代表される高機能ガラスの普及が進んでおりいます。これら2つのニーズを踏まえ、当社は、ガラスによる大きな壁面を確保しつつ住空間の快適性確保を目標に、住宅用ガラスカーテンウォールシステムの開発に取組み、この度商品化に成功しました。

 今回使用される3層ガラスは、2枚のLow−E*1ガラスと1枚の合わせガラスから構成され、3枚のガラスの間にある2つの中間層には断熱ガス*2を入れ、次世代省エネ基準の外壁*3に匹敵する熱貫流率U=0.6*4を切る性能を達成しています。さらに、T−3等級(35dB)の遮音性能も兼ね備えており、また室内側に合わせガラス(特殊フィルム 1.5ミリ)を採用して防犯性・安全性も確保しています。この商品の主な特徴は次の通りです。

【特徴】

 

ガラスの透明感を外観に生かしたい個性的な住宅のファサード(建物の正面外観の意)を形成します。

 

横方向への連続した開口部として、かつ2、3階への垂直方向へ連続するカーテンウォールとしての面構成が可能です。

 

高い諸性能を有しています(※JIS A 4702,4706による基準(( )内は旧等級表記)。



性  能

等級
(旧等級)

単位

(住宅用断熱
アルミサッシ)

参考

断熱(ガラス
中央値)*4

0.59

W/m2K

3.49(3.0)

FL-5(5.9)

遮音

T-3 (35)

T-1(25)

 

耐風圧

S-3(160)

S-3(160)

 

水密

W-4(35)

W-3(25)

 

気密

A-4(2)

A-2(30)

 

防犯

P4A/P3K

板硝子
協会基準

FL3+30mil+FL3以上
官民合同会議製品目録


 
  • 防犯性能に関しては『防犯性能の高い建築部品の開発・普及に関する官民合同会議』における防犯性能試験合格品です。
  • 断熱構造のアルミ製周辺枠と方立(ガラスリブまたはアルミ方立)が組み合わされたシステム商品です。
  • 使用するガラスは3層ガラスのみの構成で、透明タイプと不透視性を持たせた乳白タイプを用意しています。
  • 都市型住宅も想定し、耐熱強化ガラス『ファイヤーテンパ』を使用した防火設備タイプも用意しています。

 この「ビューウォール」は多層のガラスの厚み・重量による構造の負担を低減するため、集成材ラーメン構法「SE構法」の製造・販売をしている(株)エヌ・シー・エヌと設計・施工面での共同開発をすることで住宅設計への適切な対応を実現しました。これら商品は、すべて(株)エヌ・シー・エヌを通じて登録施工店に販売され、(株)エヌ・シー・エヌにより全棟構造計算されたSE構法の躯体とともに建設することで着実な普及を進める予定です。また、施工にあたっては、ガラスカーテンウォール工事のエキスパートである当社関係会社の旭硝子ビル建材エンジニアリング(株)が行います。
 なお当面は、関東地区限定での販売とさせていただきます。

これからも、当社は高機能ガラスの開発を通じ、快適な生活環境の維持、向上に貢献していく所存です。

以  上

◎本件に関するお問い合わせ先  
  旭硝子(株)広報室長 川上 真一  TEL:03-3218-5408
   (担当:小田 TEL 03−3218−5408 E-mail:info-pr@agc.co.jp

  株式会社エヌ・シー・エヌ  物流開発事業部長 鈴間 浩
    TEL 03−5775−7357、FAX 03-5775-7350
    http://www.ncn-se.co.jp 別ウィンドウで開きます

 

【注】
*1 :Low−Eガラス;特殊金属膜を表面にコーティングした低放射ガラス。
    複層ガラスに用いると断熱・遮熱性に効果がある。
*2 :断熱ガス;クリプトン、アルゴンなど
*3、4:次世代省エネ基準の外壁;木造等の構造で次世代省エネ地域区分III地区
    以南では熱貫流率0.53 W/m2Kが基準。W/m2Kは単位面積・単位温度
    あたりの熱の通過量(ワット)を示す。

 

【ご参考】
(1)(株)エヌ・シー・エヌの概要
    エヌ・シー・エヌとはNew Constructor's Networkの略。住宅新工法時代に適応し、かつ長寿命でスケルトン・インフィルに最適なSE構法を次世代の木造在来工法とし、その普及に努めています。SE構法の技術をより確実に浸透させるため、技術研修会を実施し、ここで認定された施工業者のみに「SE構法」の施工を任せるというシステムを採用しています。現在、登録施工店が全国で400社、建設戸数1,100棟の実績があります。
  代表取締役 杉山恒夫
  本社所在地 東京都港区赤坂4-8-14 赤坂坂東ビル8階
  設立年月日 平成8年12月11日
  資本金 98,500,000円(額面50,000円/発行株式総額 1,920株)
  従業員数 社員:41名 他:役員6名
  本社所在地 東京都港区赤坂4-8-14 赤坂坂東ビル8階
 
(2)木質ラーメン構造「SE構法」
  3つの基本的な特徴をもつ木造住宅構造です。
  • 構造部材として強靭な集成材を使用
  • 高い接合強度をもつ独自開発のSE金物を使用
  • 立体解析による全戸構造計算を実施

(旧建築基準法第38条取得。改訂後の建築基準法68条の26国土交通大臣認定取得)
SEとは、S=Safety E=Enginiaringの略です。つまり、SE構法は、「安全で工学的な構法」という意味です。構造用集成材とSE金物を使って、在来木造では困難とされていた構造計算を行うことにより、木造3階建住宅などの耐震性や耐風性の高い安全な住宅を建築することができる構法です。

 

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