環境活動 環境マネジメント

考え方: AGCグループは、環境負荷の高い事業を行っていることを自覚し、「環境」を経営の最重要課題と位置づけ、グループ一丸となって持続可能な社会づくりのために活動しています。
2008年度の目標
  • グローバルな環境管理の推進
  • ライフサイクルを考慮した環境対応体制の構築
  • 総合的な化学物質管理体制の構築
  • 温室効果ガス排出量削減への対応
  • 環境コミュニケーションの向上、環境教育プログラムの充実
2008年度の実績
2008年度の実績
   

自己評価

1.

ゼロエミッション※1をAGC旭硝子の7拠点で達成

A

2.

AGC環境商品に該当する既存製品の調査を実施

B※2

3.

AGCグループで延べ101物質のREACH予備登録を完了

A

4.

1990年度比36%のCO2排出削減などの環境負荷低減を実現(AGC旭硝子)

A

5.

グループ内の環境情報を共有する「環境フォーラム」の開催、環境省エコインターンシップ受け入れ

A

自己評価の基準
A:当初の計画を達成し、満足できるレベル
B:当初の計画の一部が未達成で、一部に課題が残るレベル
C:当初の計画を達成できず、不満足なレベル

2009年度の目標
2009年度の目標
  • グローバルでゼロエミッション達成に向けた取り組みを実施
  • AGC環境商品の開発、製造販売の推進
  • 2010年に2001年比40%のVOC排出削減達成に向けた取り組みを実施(AGC旭硝子および国内グループ会社)
  • 京都議定書の第一約束期間※3中、燃料起因のCO2排出量を2006・2007年平均値に対して約1%削減(AGC旭硝子)

※1 当社は、廃棄物のうち99%以上をリサイクルすることをゼロエミッションと定義しています。
※2 B評価の理由:AGC環境商品を充実させる体制構築までは至っていないため
※3 2008年から2012年

AGCグループ環境基本方針 (2001年2月9日制定、2008年6月25日改定)

基本方針
AGCグループは、比較的大量の資源・エネルギーを使用するグループであるとの自覚のもと、グループビジョン “Look Beyond” の価値観の一つに「エンバイロンメント【環境】」を定めています。

私たちは、限りある資源・エネルギーを有効に使い、気候変動並びに生物多様性をも含む自然環境への影響に配慮し、素材・部材のグローバル優良企業として、持続可能な社会づくりに貢献していきます。

スローガン
善き地球市民として、一人一人が、環境活動に貢献しよう。

環境行動指針
AGCグループは、事業活動全体に渡って、以下の行動指針に基づき、 環境活動に取り組みます。

 1.

統合環境マネジメントシステムに基づく、継続的な改善に努めます。

 2.

環境に関する各種法令・条例・協定等に基づく規制・基準を順守します。

 3.

環境負荷低減並びに汚染の予防に取り組みます。特に、省資源、地球温暖化対策、廃棄物の削減・リサイクル、及び化学物質の適正な管理に関してAGCグループでの目標を設定し、達成に努めまた向上を目指します。

 4.

環境影響を考慮した製品・技術・サービス・設備の開発と社会への提供に努めます。

 5.

環境活動全般について、社会の正しい理解を得られるように積極的なコミュニケーションに努めます。

本“AGCグループ環境基本方針”は、公開します。

統合環境マネジメントシステム

AGCグループは、ガラス、電子・ディスプレイ、化学、その他の事業を展開しており、事業によって主要な環境負荷が異なります。従来は、各拠点・関係会社が主体となって、環境負荷低減を推進してきましたが、グループ一体となって取り組む必要性から2003年から統合環境マネジメントシステム(統合EMS)の構築を開始しました。2007年よりグローバルな統合EMS構築に注力しています。ガラスカンパニー自動車事業は、他の部門に先がけて2006年にグローバルで構築を完了。ガラスカンパニー板ガラス事業はアジアのグループ会社において構築を完了し、欧米における統合EMSの構築に着手しました。

また、電子、化学品の各カンパニーにおいても、2010年の構築を目標に順次進めています。

さらに、統合EMS活動の一環として、ISO14001審査員補の資格を持つEMS内部監査員の養成を推進しており、内部監査の質の向上に努めています。

統合EMSの構築組織 (2008年12月末現在)

統合EMSの構築組織 (2008年12月末現在)

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※会社数:連結子会社数、拠点数:製造拠点数
※事業部門が複数にわたる工場・関係会社については、事業部門ごとに拠点数・会社数を記載しています。
※統合EMSの構築組織は、1つの外部審査機関により、同一の審査基準で審査を受け、ISO14001の単一認証を受けています。

AGCグループのISO14001認証取得状況(製造拠点)(2008年12月末現在)

所在地など 拠点数 認証拠点数(うち統合EMS 認証拠点数)
AGC 旭硝子 11 11(11)
日本 55 44(40)
アジア 31 27(24)
欧州 51 43(12)
北米 22 7(7)
合計 170 132(94)

※ 非製造拠点では、国内外の101 拠点でISO14001(統合EMS を含む)の認証を受けています。

事業と環境との関わり

事業と環境との関わり

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※集計範囲:AGC 旭硝子(単独)
※四捨五入の関係上、合計数値が合わない場合があります。
※環境パフォーマンスデータの詳細は、温室効果ガス排出削減、化学物質の適正管理/土壌・地下水汚染対策/アスベスト(石綿)について、廃棄物削減活動/大気汚染・水質汚濁防止をご参照ください。
※4 PJ(ペタジュール)=1015J(ジュール)
※5 2007年度の集計数値

AGC環境指標

AGC旭硝子は、生産活動における環境負荷を客観的に評価するために「AGC環境指標」を設定し、2006年度より優先度を明確にして環境負荷削減を行っています。この指標は、「日本のGDP(国内総生産)に対する当社の売上高(経済効果)」と「日本の環境負荷総量に対する自社の生産活動による環境負荷量」とを比較し、経済面での寄与度に照らして、どれだけ環境影響を与えているかを算出したものです。

「AGC環境指標」の値を改善するためには、下記の前提を置いた場合、日本全体の環境負荷削減の割合を上回って削減しなければなりません。

  • AGC旭硝子の売上高は、ほぼ日本のGDPの変化に応じて変動するため、日本のGDPに対する当社の「経済寄与度」はほぼ一定となる。
  • 日本の産業部門における各環境負荷総量は、環境意識の高まりとともに漸減傾向を示す。

AGC旭硝子における2008年度の実績は、すべての物質において、AGC環境指標設定当時からの目標であった「2以下」を達成しました。今後は、引き続きAGCグループとしての指標を検討し、グローバルでの目標値を設定する予定です。

「AGC環境指標」の算出方法

「AGC環境指標」の算出方法

AGC 環境指標の特徴

  • 物質ごとの環境負荷を算出するため、相対的に負荷が高い排出物を認識できる。
  • 基準年を考慮する必要がなく、常に目標に向けた改善活動を行うことができる。

従来の環境指標

  • 絶対値の目標値を設置した場合、事業構造の変化で連続性を失う可能性がある。
  • 売上高を原単位とする効率指標を用いた場合、環境負荷絶対量の改善を図る意識が低下する可能性がある。

AGC環境指標 集計範囲:AGC旭硝子(単独)

  2008年度 目標値
※ 6
  目標値 経済規模/環境負荷 AGC環境指標
売上高 - 6,459億円 1.0 -
総エネルギー投入量 2.0 35PJ 1.8 2.0
温室効果ガス排出量 2,780千t 1.7 1.7
うちCO2排出量 2,190千t 1.4 1.5
SOx 725t 1.1 1.3
NOx 1,910t 1.8 2.4
ばいじん 42t 0.6 0.9
廃棄物最終処分量 8千t 0.3 0.3
COD 580t 0.4 0.3

※ 6 現在は2007年度実績値を基準に改善を図ることにしています。

監査による環境安全保安活動の継続的改善

AGCグループでは、各部門における環境・安全・保安活動の実態を把握し、PDCAの徹底を図り、グループビジョン “Look Beyond” の実現を図ることを目的とした、「環境安全保安統括本部監査」「環境安全保安監査」等の監査を実施しています。「環境安全保安統括本部監査」は環境安全保安統括本部長がカンパニー/SBU等のトップ層を対象に1994年度から実施しているものです。また、各カンパニー/SBUが、その下位組織である国内外の製造事業所等を対象に毎年「環境安全保安監査」を実施しています。さらに2002年度からは、CSR室が国内外のAGCグループの各主要製造会社に対して2~3年に1度の割合で、「環境安全保安監査」を実施しています。CSR室による監査は、主要製造会社を横断的に監査することで、AGCグループの環境安全保安管理レベルを向上させ、ばらつきを是正することを目的としており、必要に応じて管理レベルを向上させるための支援も行っています。

さらに、AGCグループでは、統合EMS参加組織を対象に「統合EMS内部監査」も実施しています。この監査は事業部門間の相互監査を軸とし、本社各部門のEMS事務局や工場の環境担当者から構成される内部監査団が、他のカンパニー/SBUや工場を監査することにより、他部門の視点による気づきの共有や良好な施策の横展開を図っています。

AGCグループでは、各組織の環境・安全・保安活動に対して監査とその後のフォローを実施することで、PDCAの有効性を検証し、パフォーマンスの継続的改善につなげています。

環境に関する教育・研修

AGCグループでは、環境活動を遂行するために必要な知識をAGCグループ従業員に持ってもらうため、主に、環境意識の向上や環境改善のための知識等の教育・研修を実施しています。各事業部門では、それぞれの業務内容に即した、より専門性の高い教育を実施しています。

AGCグループ従業員を対象として実施した主な環境教育(2008年度)

研修名 参加人数
EMS内部監査員養成コース 54名
AGCグループ環境フォーラム 125名

グリーン調達

AGC グループでは、これまでの調達基準に「環境配慮」を追加したグリーン調達を実施することで、お客様へ環境配慮がなされた製品をお届けしています。 AGCグループのガラス、電子・ディスプレイ、化学、その他の4つの事業分野で取り扱う原材料・資材は特性が異なっています。 そこで、全事業部門共通の考え方等を規定した「AGCグループグリーン調達統合ガイドライン」を2008年10月に改定し、 そのもとに事業部門別の「グリーン調達ガイドライン」を設け、事業特性に応じた原材料・資材の管理を、お取引先様と連携して行っています。

AGCグループのグリーン調達の考え方
  • 環境負荷がより少ない原材料、部品、製品を調達すること
  • 環境管理システムのある工場で製造された原材料、部品、製品を調達すること

Topic
環境活動の最高表彰を受賞(フィリピン)

PEZA環境表彰のトロフィー

PEZA環境表彰のトロフィー

PEZA環境表彰の授賞式

PEZA環境表彰の授賞式

各種フロートガラス等の製造・販売を行うAGCフラットガラス・フィリピン社(AGPH)は2008年2月、フィリピン経済区庁(PEZA)から「PEZA 環境表彰」を受賞しました。フィリピン国内の1,700社を対象に、PEZAによる数回の審査と訪問監査を経て受賞会社が決定されました。AGPHは、ISO14001環境マネジメントシステムの運用を通じて環境法規制を遵守し、廃棄物の管理、原材料のリサイクル、公害予防などに継続的に取り組んでいることや、地域社会への貢献活動が認められ同賞を受賞しました。

ゼロエミッション※7をテーマに、AGCグループ環境フォーラム2008を開催

AGCグループ環境フォーラム2008

AGCグループ環境フォーラム2008

AGCグループの環境に関する優良事例や、グループとして取り組むべき課題の共有を目的に、毎年「AGCグループ環境フォーラム」を開催しています。2008年度は7月10日・11日の2日間、東京に10カ国・地域の代表125名が集まり、AGCグループ全体でゼロエミッションを達成するための施策や課題などについて活発な議論が展開されました。

事例発表では、日本・アジア、欧州、北米から5件の報告が行われました。例えば、2006年度に統合EMSの構築を完了し、グローバルにゼロエミッションを推進しているAGCガラスカンパニー自動車事業は、米国2工場での廃棄物削減やリサイクルによる収益向上の事例を報告しました。

※7  当社は、廃棄物のうち99%以上をリサイクルすることをゼロエミッションと定義しています。

ステークホルダーダイアログ

CSR重点課題の1つである「エンバイロンメント【環境】」をテーマに、ステークホルダーの方々をお招きし、さまざまな角度から意見交換を行いました。

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